約 431,389 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/457.html
793 名前:【SS】はじめては京介に…[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 23 58 58.17 ID Gvfj9iww0 ――夜0時。 俺と桐乃は……俺の部屋にいた。 いつもとは違い、俺の部屋にいた。 ……ギシッ。 「――後悔はしないんだな」 「しないって言ってんでしょ?」 ……ギシッ。 「――本当に俺が……?」 「あんたしかいないんだから……仕方がないでしょ?」 俺のベッドで桐乃は俺と視線をあわせずに答えた。 それでも俺は躊躇する。 「しかしな……、」 ……ギシッ! 「あたしがいいって言ってんじゃん? ってか、あんたはいいじゃん。何も失うものも、痛くもないんだし。」 キッ!と俺に目を合わせて、自分の意志を主張する。 ――いや、そういうもんじゃねぇだろ? そのあと、桐乃が独り言のようにつぶやいた。 「――今まで大切に守ったものがなくなるけど…… ……これからもっと大事なものが新しくできるから、いい」 「そういうもんか?」 「そういうもんよ。あんたには分かんないと思うけど」 決意のある声。しかし、目がうるんでる。 その顔につられてかわかんねーが、 「わかったよ。……自信ねーけど責任もって面倒みるぜ」 「……ばかじゃん? こんなことで責任だなんて……」 桐乃は声では罵倒していたが、しかし笑顔だった。 「じゃ、じゃ、い、いくぜ?」 「なんかあんた震えてない?」 どうやら俺のほうが心の準備ができていないらしい。 「うっせ、っていうか、俺初めてなんだよ。 どういうもんかは分かるけど、実際やるとなるとなんか緊張してんだよ。わりーか!」 「あたしもこういうの初めてだし? あんたがそんなんじゃ、困るんだけど」 「誰だってどんなことでも初めてがあるんだから、そこは目をつぶってくれ」 「仕方ないなー。ま、そのうちあんたもケーケン積めるからよしとする」 なんか偉そうだ。 でも、こんなやりとりで気が紛らわすことができたのか、ようやく落ち着いた。 ふー、と息をつき、 「イヤだったら、いつでも言えよ。途中でとめるからな?」 「くどい。あんた、私を誰だと思ってんの? もう覚悟はとっくに決まってる。……やって。」 「へ、じゃ、いくぜ!」 「ん」 そして、俺は…… ヤ○オクの出品のボタンをクリックした。 「あ"あ"あ"あ"あ"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! やっぱどうしようかな〜〜〜!?」 「おいおい、やっぱやめるか? 今ならキャンセルできるぞ?」 頭を抱えて桐乃は俺のベッドでゴロゴロとあばれまくる。 覚悟決まっていたんじゃねえの? ってか、そこに頭グリグリしたり、顔をフガフガとうずめるのは勘弁してください! 「うううう、こんなのは、こんなのは、私のポリシーに反するのに……」 ボロボロと涙を流している。マジ泣きだ。 「だって、おまえがやれっていったんじゃねえか? ヤ○オクは18才以上じゃないと使えないからとか言ってさ」 ちなみに桐乃のPCではなく、俺のPCでやってるのは俺名義で出品してるからだ。 ……別に俺のPCからアクセスする必要はない気もするが。 「くうぅぅぅぅ! 次の人が大事に愛でてくれれればなー! そのまま放置して、ケースも傷だらけになるなんて想像しただけでももう耐えられない!」 「だから責任もって質問する人とか、落札者の対応まで最後までちゃんと面倒みてやっからよ! 出来るだけちゃんとしたやつに落札するようにしてやるって!」 自信ねーけどさ! 初心者だし! って出来んのかそういうの? 「ごめん。なぎさちゃん、ほのかちゃん……。でも、やっぱり、あたしはメルルから離れられない!」 なに、その不倫したけど、夫から離れられないみたいな発言は? ここまで行くと、拍手したくなるぜ。パチパチパチ。 ……もう想像がついているやつもいるかもしれないが、桐乃のコレクションのスペースが足りなくて、泣く泣くプリキュア関連のグッズを手放さなければならないという状態になったわけだ。ってか集めすぎだろ。 ……今日の夜はこの後悔に付き合わなくてはならねえのか。 もう自分のベッドの上で転がってくれよ。 「あ"あ"あ"あ"あ"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜どうしよう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」 「お、おい! もう少し声おさえておけ! 親父とかお袋に聞かれたらやばいだろ!」 一応確認のため、いつぞやのようにドアに向かい開けてみた。 すると…… ――――親父がいた。 ――――なっ!! 「……………………」 「……………………」 こっ、こっ、こっ、これはどういうことだ! 声を出せない。 …………が、なんなんだ、これは? 親父はドアの前で片ひざを立てて、時代劇のような『ただいま参上』のような座り方をしている。 しかし、体の正面は俺の向きじゃない。ちょうど直角になっている。しかも、微動だにしない。 ――――――ギロッ! 「―――――ゴクッ」 そのままの姿勢で目だけが俺のほうを向いた。 怖えぇ……と普通は思うが今回はなにか違う。そういう感じがしない。 そして親父はそのままスクッと立ち上がり、腕組みをして 「静かにしろ。――いま何時だと思ってるんだ?」 「……………………」 ……正論だが、やはりなにかがおかしい。 そもそも色々間違っている気がする。しかし、何が間違っているか分からない。 正直この状況に対して俺はいまだ頭が回ってない。 桐乃をちらっと見てみると、ベッドの上で四つんばいになって( ゚д゚)みたいにポカーンとしている。 俺以上に今という状況を把握できていないようだ。 「二階が騒がしいからここに来ただけだ。……勘違いするな。偶然、ここに来たら急に腰が痛くなり、ドアによりかかって座っていただけだ」 「…………そ、そうか、体大事にしてくれよ」 陳腐な返事しか出なかった。 それ以上に何があるというんだ、親父? 「……何もなかったか。――そうか。まあ――、よかった。」 「……………………………」 桐乃の大声のことだよな? ――『まあ』が少しひっかかるが。 「……ともかく、あとは任せたぞ、京介」 「……あ? ……あ、ああ」 適当な返事しか出なかった。 任せるって何を? ヤ○オク? 「では寝る。……おやすみ」 「…………お、おやすみ」 「…………おやすみさい」 ようやく桐乃も声を出した。 親父は大きな背中を見せながら、階段を下りていった。 「…………いったいなんだったんだ……」 「…………さ、さあ?」 とりあえず、桐乃のヤ○オクの断末魔がおさまったのは感謝するべき…………か? 「……ま、もう遅いか。もう寝ようぜ」 「……う、うん、わかった。……おやすみ」 バサッ。 …………。 「…………なんで、そこで寝ようとする?」 「……あ、ご、ごめん! ……おやすみ」 「……おやすみ」 バタン。 まだ混乱していたのか? ありえないことをしやがる。 桐乃が素直に謝って部屋を出る。 ――あの桐乃が。 なにかがおかしい。 ――そして親父も。 …………。 …………いや、俺が間違っているのか? 俺はヤ○オクの出品ページをみて一人つぶやいた。 おわり。 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/541.html
423 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/09(土) 16 46 34.79 ID Uy5wajYBI [10/14] 桐乃「あんたドラなら誰萌えなの?」 大河?ツンデレ茶髪キタコレ!もうそれって告白じゃんキモッ、超キモッ! みのりん?スポーツ少女?ヤバイって。こいつのまわりインドア派ばっかじゃん、願望だだ漏れ過ぎ! あーみん?モデルで猫かぶりで素直になれないってもうマジアタシのことジャン、うひゃーマジこいつ危険なんじゃないの? 京介「えーと、やっちゃん?」※京介の好みではないとおもうけど勘弁 桐乃「」 桐乃「あ、あんた…あんたって…!」 京介「おい…声でかいって」 桐乃「近親相姦じゃん!キモッ!!今世紀一番キモイ!!!」 京介「てめえ!なに大声でとんでもないことくちばしってんだ!」 ドタドタガチャ 佳乃「桐乃!?どうしたの!?」 桐乃「あんたが母親萌えとはおもわなかった!!!」 京介佳乃「」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1681.html
336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/08(月) 16 18 59.20 ID AgDX8hwBO 参考書の日ということで。 (とある本屋にて) 京介「んー…一体どれがいいもんか…」 桐乃「なにしてんのあんた?」 京介「うわビックリした!なんだ桐乃か。驚かすなよ」 桐乃「そっちが勝手に驚いたんでしょ。んで?なに唸ってんの?」 京介「ああ。勉強に必要な参考書をな、選んでたんだが…どれがいいのかさっぱりわからん」 桐乃「ふーんどれどれ…ああ。これとこれがわかりやすいよ。あとこっちのは基礎からよくわかる。あとはこれとこれかな」 京介「お、おおそうか助かる!早速買ってくるわ。サンキュ桐乃!お礼にお茶奢ってやるから待ってろな!」 桐乃「べ、別にお礼とかいんないけど…あんたがそこまで言うなら、奢られてやらなくもない」 ※ 京介「…ってことが昨日あってな。正直助かった」 麻奈実「ちょっと冷静になってみようかきょうちゃん」 ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1649.html
441 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/02/14(木) 02 42 43.09 ID Dx90pxre0 426みたいなイメージで 京介「ただいま~」 桐乃「出しなさいよ」 京介「い、いきなりなんなんだよ」 桐乃「今日貰った“ブツ”全部だしなさいよ!」 ・ ・ ・ 桐乃「麻奈実さんに、黒いのに、あやせ。加奈子まで…。 大漁でよかったねぇ~」 こいつがいいヤツでモテるのは知ってるつもりだったケド。 やっぱり気になっちゃうワケで…。 朝、恥ずかしくて渡せなかったのが悔やまれるなぁ…。 京介「いや、これはだな桐乃…多分皆、義理だし…」 桐乃「そんなワケないじゃん! 大体そんなコト言ったら、こんな気合い入ったチョコくれた子達に失礼でしょ!」 京介「す、すまん…」 桐乃「…ふんっ」 京介「…でもな、桐乃。」 桐乃「?」 京介「確かに皆からチョコ貰えたのは、すげぇありがたいし嬉しいけどさ。 義理だろうが本命だろうが、誰からいくつ貰ったって、 俺にとっちゃ大して意味はないんだよ。」 桐乃「えっ?」 京介「“誰かさん”がこれからくれる筈の、本命チョコ以外はな」 桐乃「!?なななっ…!何言ってんのこのシスコン!」 京介「へーへー、どうせ俺はシスコンですよ」 桐乃「キモ…!」 京介「…でさ、桐乃。 その後ろに持ってるチョコは、いつくれんの?」 バ、バレてるっ!?(カァァ) 桐乃「うーっ……」 桐乃「め、目閉じなさいよ!」 京介「なんでチョコを渡すのに目を閉じる必要が…」 桐乃「い、いいからっ!」 京介「へいへい」 (カリッ 京介「(カリッ?)」 (チュッ 京介「んむっ!?」 京介「おまっ!口移しって…」 桐乃「お、美味しかった?」 京介「び、ビックリしすぎてわかんなかった」 桐乃「な、なにそれ」 京介「だから、もっかい。今度はゆっくり、な」 桐乃「……。しょ、しょうがないなぁ…」 おしまい ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/35.html
403 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/16(火) 13 33 10 ID S+rITJ3R0 [3/3] 超ベタだけど3巻の逆パターンで、風邪引いた京介を桐乃が看病する話とか見たい。 悪態つきながらも何だかんだで世話する桐乃と、病気で弱ってるからいつもより素直に心情を吐露しちゃう京介。 「お前がいてくれて、俺は幸せだよ」みたいな事言えばいい。 朝起きたら妹の寝顔が側にあってびっくりすればいい。 「あー、やっぱこいつ可愛いな……。いやいや、妹だぞ何考えてんだ」とか心臓バクバクさせればいい。 桐乃は桐乃で心配のあまり徹夜で看病してたんだけど、素直にそんな事言えないから、 「あんたが私の服掴むから部屋戻れなかったの。妹に甘えすぎだっつーの、このシスコン」 とか悪態付きながら言い訳を捏造すればいい。 428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/16(火) 18 01 46 ID ZITIQcg70 [5/10] 403 桐乃「あたしが治ったと思ったら今度はアンタが風邪ねぇ……いくらシスコンだからってそこまで 妹と一緒がいいわけ?マジキモいんですけど」 京介「……うっせ。お前に風邪うつされてこっちは散々なんだ、少しは労われ」 桐乃「どーだかねー。妹のウィルスもらっちゃって超ウレシーとか思っちゃってんじゃないの?あーきもいきもい。 シスコンこじらせすぎだっつーの」 京介「お前の中の俺はどんだけ高度な変態なんだよ!……ゴホッゴホッ」 桐乃「あ~もう大声出すから……」(背中さすりさすり) 京介「……お、おうスマン――ってお前今日は随分優しくね?何かヤバいもん食った?」 桐乃「し、仕方ないじゃん!今うちにあたししかいないし、アンタに風邪うつしちゃったの一応あたしみたいだし…… たまにはいつも助けてもらってるお礼だって、したいし……」(ボソボソ) 京介「……何だかよくわからんけど、ありがとな。お前がいてくれてよかったよ」 桐乃「な、何言ってんの、バカじゃん!」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1515.html
414 :【SS】雨の日の七夕:2012/07/07(土) 23 20 44.46 ID P3FWtLuK0 桐乃「七夕に祈ってもどうせ届くのは16年後だとか、 雨が降ってると届かないとか言うけど、 そんなこともないよね」 京介「ん? 何の話だ、桐乃?」 桐乃「七夕のお願い事のこと。 時間はかかったけど、ちゃんと叶ったなって」 京介「それは良かったな。 一体何のお願いだったんだ?」 桐乃「ん……」 ・・・・・・ 桐乃「ねえお兄ちゃん、七夕のおねがいってホントにかなうの?」 京介「ちゃんと心から祈れば叶うんじゃないか? お兄ちゃんも去年一人部屋が欲しいって願ったら叶ったしな」 桐乃「ふ~ん。 そうなんだ……」 京介「桐乃も何かお願いしてみるか?」 桐乃「うん! あ、でも、きょうは雨だ……」 京介「雨なら彦星様も織姫様もお願い事が見えないからな。 ……そうだ、それなら俺が彦星様になって桐乃の願いを聞いてやるぜ」 桐乃「ほんと!?」 京介「ああ」 桐乃「それじゃあ、えっとね……」 ・・・・・・ 桐乃「覚えてないんだ」 京介「俺が知ってるはずなのか?」 桐乃「覚えてないなら気にしなくていいよ。 それより、早くお掃除終わらせよ」 京介「模様替えに随分時間かかっちまったな」 桐乃「でも、あたしたちの部屋の間にあった壁もなくなったし、 大分広くなった感じするよね」 京介「来年には開いたスペースが全てフィギュアに埋め尽くされてる気がするけどな」 桐乃「……」 京介「せめて否定してくれよ!」 桐乃「それじゃあ、一息ついてその後に短冊に願い事書こっか」 京介「最後まで無視かよ…… それに今日は雨だぜ。 書いても叶わないんじゃないか?」 桐乃「大丈夫だって。 さっきも言ったでしょ? 雨でも時間がかかってもちゃんと願いは叶うってね。 まあ、確かに雨だろうと関係ないしね」 京介「?」 桐乃「それじゃあ、今年はなんて願おうかな~」 ・・・・・・ 桐乃「お兄ちゃん、あたしのおねがいはね」 天の川がなくなって、おりひめさまとひこぼしさまがずっといっしょにいられますように! ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1439.html
296 名前:【SS】[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 15 10 33.52 ID vXqAZhTw0 [2/6] ・・・スーパーにて・・・ 京介「今日の夕飯は何にするか…… ……またカレーでいいか」 桐乃「~♪~♪」ガサガサ 京介「それじゃあ、ジャガイモとたまねぎと……ニンジンももうなかったな」 桐乃「~♪~♪~♪」ゴソゴソ 京介「…………なあ桐乃」 桐乃「なに?」 京介「二つほど聞きたいことがあるんだが、いいか?」 桐乃「いいよ」 京介「なんでおまえがここにいるんだ?」 桐乃「学校帰りにあんたがスーパーに寄るのを『偶然』見かけたからついてきた」 京介「そうかよ」 桐乃「コンビに弁当とか惣菜ばっかり食べてるのかと思ったけど、ちゃんと料理してるんだね。 感心感心」 京介「まあ、カレーとか肉じゃがばっかだけどな。 それでもう一つの質問なんだが―なんで買い物籠にメルルのお菓子やらおもちゃやらを詰め込んでいるんだ?」 桐乃「あんたが買うから」 京介「なんで俺がメルルグッズなんて買わなきゃいけないんだよ! それくらい自分で買いやがれ」 桐乃「だって恥ずかしいじゃん」 京介「俺だって恥ずかしいわ!」 桐乃「平気だって、あんたなんて誰も気にしないしw 安心して。 お金はちゃんと払うから」 京介「はぁ……仕方ねえか。 ……そうだ、食材ももうちょっと買っておかないとな」 桐乃「? なんで?」 京介「折角だし食べていくだろ?」 桐乃「! うん!」 ・・・夕食・・・ 桐乃「ねえ、ちょっと作りすぎじゃない?」 京介「……そうだな」 桐乃「あんただけだと今日明日どころか、一週間分くらいない?」 京介「……そうだな」 桐乃「あたしにご馳走するためだからって頑張り過ぎ」 京介「……すまねえ」 桐乃「はぁ。 ……あんただけだと時間がかかるし、折角のカレーを悪くしちゃうのもイヤだから、 しばらくの間はあたしも夕飯に付き合ってあげる」 京介「! 本当か!?」 桐乃「カレーばっかなんて身体に悪そうだけど……あたしの優しさに感謝しなさいよね」 ・・・数日後・・・ あやせ「最近の桐乃、ずいぶん肌の調子がいいよね。 なにかしているの?」 桐乃「特には何もしてないよ。 あえて言えばね……」 あやせ「あえて言えば?」 桐乃「カレーって身体にいいよね!」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/493.html
776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00 40 32.65 ID 5KQa3QyD0 SS『初恋』※切ない系注意 「きぃ〜りぃ〜の〜、はやくあるこ〜ぜぇ〜?」 「あ〜んもう、まってよ〜」 「加奈子、ちょっとは落ち着きなさい。もう、来年は高校生でしょ?」 「うっせー、まだ中学生だっての〜」 「もうっ、子供じゃないんだからっ!」 学校からの帰り道、いつものようにあやせと加奈子とじゃれあって帰る。 二人とも、いつものようにハイテンションだ。 「あ、あやせっ、そんなに怒らないで」 「桐乃がそう言うなら………でも、加奈子、ちゃんとしないと怒るからね」 「お〜こえ〜こえ〜、って、そういや桐乃ぉ、最近よくケータイいじくってね?」 「え、そ、そんなこと、ないよ?」 「だってよぉ?いまもケータイ見てにやにやしてんじゃん」 「え、えっ?」 言われて気付く。 タイミング悪く、あいつからのメールだ。 帰り道気をつけろよなんて、マジでシスコンっ! 「桐乃?私達とお喋りするの嫌いになったの………?」 「ち、違うって!友達から馬鹿なメールがきただけだって」 あいつからメールを受け取ってるなんて言えるものか。 あたしは、ほんの少しだけ嘘をつく。 「へぇ〜、あんなにやにやしてっから、ぜってー彼氏だと思ったしぃ〜」 「桐乃に、か、か、彼氏っ!?」 「ち、違うって、兄貴からのメールなわけがないって!」 「ん?う〜ん、何か会話がかみあってねー気がすんだよな〜」 「そ、それはそうと、桐乃の初恋っていつかな?私興味があるなぁ」 「えっ、初恋………かぁ………」 初恋………その言葉には棘がある。 成就しない、幼い………恋……… 「えぇ〜、桐乃なんてどーせもてるんだからよぉ?そんな話おもしろくね〜よ」 「そ、そうだね。それに、あやせ、加奈子。もう分かれ道だよ?」 「それじゃ仕方ないね。またね、桐乃」 「そんじゃなー」 「また明日ね。あやせ、加奈子」 それにしても、初恋………か。 家に帰り着いたあたしは、ふと、机に向かい、考えにふける。 頭の中に、何故か、明確なイメージが湧いてきている――― 「おにいちゃんおにいちゃん、つぎわ〜なにつくるの〜?」 「う〜ん、お山もつくったし、こんどはおしろだな!」 「うんっ!こんどはおしろ〜」 夕暮れの公園で、小さな男の子と女の子が、時間も忘れて遊んでいる。 男の子は、ふと、公園に据え付けられた時計を見た。 「あっ、まずいっ、もう六じだぞ?早くかえらないといけなかった」 「やだぁ、おしろつくる〜」 女の子の方は駄々をこねて、中々言う事を聞いてくれない。 男の子は、本当に困った顔をしている。 「こ、こまったなぁ、はやくかえらねーと、おやじにおこられちまうし……… そうだ!きりの、早くかえるならおんぶしてやるぞ!」 「えっ、おにいちゃんおんぶしてくれるの!」 「どうかな〜、きりのはおんぶとおあそび、どっちがいいかな〜?」 「きりの、おんぶがいいっ!」 「よ、よしっ!それじゃ………よいしょっ!」 男の子は、女の子をおぶって、家路につく。 男の子だってまだ小さいのに、自分より小さい女の子を泣かせないように、 必死で、さっき言った言葉を取り消さないようにと、歩んでいく。 「うわ〜、おにいちゃんちからもち〜」 「そ、そうだ………ぞ、お、おもくなんてないからなっ!」 「おにいちゃん、だいすきっ!」 暗がりの中、二人のイメージが薄れる。 次にあらわれたイメージは、さっきよりほんの少し成長した二人。 「ひゃっ、冷たいっ!」 「どうだっ、おれの水鉄砲すげえだろっ!」 「も、もうっ、おにいちゃぁん、つめたいよぉ!」 夏休み、二人でビニールのプールで遊んでいる。 男の子の方は手で水鉄砲をつくり、 嫌がっている、ううん、楽しんでいる女の子に、水をかけていく。 「も、もうっ、きりのもはんげきしちゃうよっ!」 「ふんっ!水鉄砲はむずかしいんだぜっ!できるもんならやってみなっ!」 「ふ〜ん、それじゃ、えいっ!」 「う、うわっ!?ぴすとるは反則っ!」 女の子は、隠し持った空気圧の水鉄砲を使って反撃していく。 女の子をちょっとでもいじめたバチみたいなもんだ。 「も、もうまいった、こうさんっ、こうさんだっ!」 「ふ〜ん、ほんとうかな〜」 「ホント、ホント、きりのにはかてないな〜」 「おにいちゃんっ、だいすきっ!」 熱い真夏の太陽のなか、二人のイメージが揺らいでいく。 次は………そうだ、これは家族でのピクニックだ。 降り注ぐ、赤と黄色の落葉の下、家族の明るい声がこだまする。 「きょうのおべんとうはね?きりのとおかあさんがつくったんだよ!」 「ふむ。桐乃もよく頑張ったな」 「おっ、このおにぎりおいしいなっ!それにこのからあげもっ!」 「あらあら、桐乃のつくったものばかりね。」 「そ、そうなのっ?」 「え、えへへ………」 男の子も女の子も、流れる紅葉の川よりも、顔が真っ赤に染まっている。 「きりのはね、おにいちゃんのおよめさんになるから、 りょうりもできるようにおべんきょうしてるんだよ」 「う、うん。」 「この子ったら、本当にお兄ちゃんの事大好きなのね〜」 「うんっ!おにいちゃん、だいすきっ!」 舞い散る紅葉が、紙吹雪のように二人のイメージを包み込む。 台所で、母と娘の声が聞こえてくる。 「桐乃、よく出来たわね」 「うん。よかったぁ」 台所には、中身が見えるようラッピングされたチョコレートが載っている。 手先が器用じゃない女の子が作ったのか、所々形はひしゃげてしまっている。 でも、それを見つめる女の子は、とても満足そうに見える。 「いったい誰にあげるのかしら?」 「ひ、ひみつっ!」 「そう?それじゃあ、お母さん、お兄ちゃんにチョコをあげよっかな〜」 「だ、だめっ!おにいちゃんには、きりのだけがわたすんだもん!あっ!」 「桐乃は本当に隠し事が苦手なのね」 「だ、だって、うそついちゃいけないんだもん!」 女の子は真っ赤になって、ちょっと泣き出しそう。たぶん照れてるんだ。 「ただいま〜」 「ほら、お兄ちゃん帰ってきたわよ?」 「う、うん」 女の子は慌てて駆け出していく。 「お、おにいちゃん、おかえりなさい。これっ、おにいちゃんにプレゼント」 「おっ、バレンタインチョコか?ありがとな、桐乃」 「う、うん!」 「でも、いいのか〜。バレンタインって一番大切な人にあげるんだぜ?」 「うんっ!きりのはおにいちゃんとけっこんするから、おにいちゃんにあげるのっ!」 「そ、そうか、てれるな」 「おにいちゃん、だいすきっ!」 家の周りでは、雪が降り積もり、仲の良い兄妹を覆い隠していく。 次にあらわれたのは、初めと同じ、公園だった。 二人は、また少し成長している。 「おにいちゃんおにいちゃん、つぎは、なに作るの〜?」 「う〜ん、砂遊びはこれくらいにして、別の事もしたいなぁ」 昼時の公園で、男の子と女の子が遊んでいる。 男の子は、ふと、公園に据え付けられた時計を見た。 「あっ、もう二時だ。あいつらと約束してるんだった」 「やだぁ、もっとあそぶ〜」 女の子の方は駄々をこねて、中々言う事を聞いてくれない。 男の子は、本当に困った顔をしている。 「こ、こまったなぁ、早くいかねーと、あいつらに悪いし……… そうだ!きりの、早くかえるならおんぶしてやるぞ!」 「えっ、おにいちゃんおんぶしてくれるの!」 「どうかな〜、きりのはおんぶとおあそび、どっちがいいかな〜?」 「あたし、おんぶがいいっ!」 「よ、よしっ!それじゃ………よいしょっ!」 男の子は、女の子をおぶって、家路につく。 自分の友達を待たせないために。 幼い女の子は、ただ、おぶってくれて嬉しいとしか思わない。 「うわ〜、おにいちゃんちからもち〜」 「そ、そうだ………ぞ、お、おもくなんてないからなっ!」 「おにいちゃん、だいすきっ!」 春先の曇り空の下、二人のイメージが薄れる。 次にあらわれたイメージは、さっきよりほんの少し成長した二人。 「ひゃっ、冷たいっ!」 「どうだっ、おれの水鉄砲すげえだろっ!」 「も、もうっ、おにいちゃぁん、つめたいよぉ!」 夏休み、二人でビニールのプールで遊んでいる。 男の子の方は手で水鉄砲をつくり、 嫌がっている、ううん、楽しんでいる女の子に、水をかけていく。 母親の声がした。 「京介ー、麻奈実ちゃんが遊びにきてるわよ〜」 「あー、今行くー」 突然、知らない人の名前を聞いて、女の子は不安そうな表情になる。 「おにいちゃん?」 「桐乃、ごめんな。後で麻奈実のやつのこと、紹介してやるからな〜」 男の子はプールを飛び出し、駆け出していく。 後に残された女の子は、ただ、男の子の居なくなった後を見つめ続けていた。 「おにいちゃん………」 急に雲に隠れる太陽に、二人のイメージが溶けていく。 次は………そうだ、これは家族でのピクニックだ。 でも、そこに男の子は、居ない。 「きょうのおべんとうはね?あたしがつくったんだよ………」 「ふむ。桐乃もよく頑張ったな。」 「え、えらいっ?」 「そうだ、えらいぞ。よく、がんばったぞ。」 女の子の顔は、流れる紅葉の川よりも、真っ赤に染まっている。 でもそれは、恥ずかしいからでは、ない。 「おかあさん、おにいちゃんどうしていないの?」 「行く前にもお話したでしょ?麻奈実ちゃんとの約束を忘れてたのよ」 「おにいちゃん、まなちゃんといっしょなの………?」 「ええ、そうよ」 「まったく、京介も困ったものだ」 女の子の目からは、大量の水滴がこぼれだし……… 「おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃん………」 紅葉の流れが一層強くなり、かき消されるように、イメージが消える。 台所で、母と娘の声が聞こえてくる。 「桐乃、前よりもよく出来たわね」 「うん。よかったぁ」 台所には、中身が見えるようラッピングされたチョコレートが載っている。 手先が器用じゃない女の子が作ったのか、所々形はひしゃげてしまっている。 それを見つめる女の子は、少し不満げに見える。 「いったい誰にあげるのかしら?」 「おにいちゃん!」 女の子は真っ赤になって、ちょっと泣き出しそう。たぶん寂しいんだ。 「ただいま〜」 「ほら、お兄ちゃん帰ってきたわよ?」 「う、うん」 女の子は慌てて駆け出していく。 「お、おにいちゃん、おかえりなさい。これっ、おにいちゃんにプレゼント」 「おっ、バレンタインチョコか?ありがとな、桐乃」 「う、うん!」 「それと、ほら!麻奈実から貰ったチョコレート見てみろよ!」 男の子の手には、袋に入ったチョコレートが握られている。 女の子の作ったものよりずっと立派で、たぶん、ずっと美味しい。 「さすがにさ、これは食べきれないだろ?だから、後でちょっと分けてやるよ」 「………うん」 「そうだ、こんどは赤城の家に行かないとなー。ちょっと自慢してやるんだ!」 男の子は、女の子のチョコレートをその場に置いて、 でも、別の女の子のチョコレートを手に持って、 またすぐに、家を飛び出して行ってしまう。 「おにいちゃん。だいすきなのに………」 家の周りでは、雪が降り積もり、仲の良かった兄妹を覆い隠していく。 これまでとは違うシーンが浮かんできた。 少し成長した女の子がたった一人、家の中でテレビを見ている。涙を流しながら……… 「おにいちゃん………おにいちゃん………」 女の子の見ているテレビには、若い女の子と、髭面の男が映っている。 「なんで………七夏ちゃんを見てあげないのよぉ……… なんでダメなのっ………妹だからってだけで………」 女の子の見ているテレビの画面が変わる。 さっきのアニメの………ラストシーンだ。 「七夏ちゃん、良かったね………おにいちゃんと結ばれて……… あたしも………七夏ちゃんみたいになれたら……… おにいちゃんが好きでいてくれたら………あたしの事、ちゃんと見ててくれたら……… あんな………あんなやつっ………大っ嫌いっ!!!」 目の前が真っ白になり――― あたしは、服が濡れてしまっている事に気付く。 そうだ、これが、あたしの初恋が終わるまでだったんだろう。 もう、自分が見向きもされて無い事に気がつかず、ずっと好きなままでいて、 当時はどうでも良かったハズのアニメで、ようやく気がついて……… でも、ずっと好き。 見つめて貰えない寂しさを紛らわすために、陸上を始めた。 見つめてもらうために、誰にも負けないように、勉強も、モデルも始めた。 妹モノのアニメや映画も沢山見た。数が少ないから、普通のアニメにも手を出した。 妹モノのエロゲーが有ることも知った。 兄と結ばれる妹になりきって、寂しさを紛らわせてきた。 でも………心の飢えは満たしてくれない。 今だってそう。 兄貴の事を、勝手にシスコン扱いして、気を紛らわしているだけ。 あいつの本当の気持ちさえ分かれば……… 本当に、あたしの事だけを見つめてくれれば、あたしは満たされるのに……… 満たされていたあの頃から、もう、長い年月が経ってしまった。 でも、あたしの心は、何一つ変わっていない。 『お兄ちゃん、大好き』 End. -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1034.html
500 名前:【SS】バイクに乗って 1/3[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 15 59 02.22 ID NVVBV/940 [8/14] 桐乃「あ、お帰り、兄貴」 あやせ「お邪魔してます、お兄さん」 京介「ただいま、桐乃。久し振りだな、あやせ。 二人とも何の雑誌を見てるんだ?」 桐乃「バイク雑誌だよ」 あやせ「今日は8・19でバイクの日なんです」 桐乃「あたしたち来年で16だからさ、バイクに乗れるようになるんだよね」 京介「桐乃がバイクか・・・ 今まで想像した事なかったが、結構似合うな」 あやせ「長い髪をなびかせてバイクを運転する桐乃かぁ・・・ すごい格好良いんだろうなぁ」 京介「ヘルメット付けてるから髪はそんなになびかねえと思うけどな」 あやせ「もう、こういうのはイメージが大事なんです!」 京介「そっか、すまねえな。 それで、桐乃はバイクの免許を取る気なのか? まあ、親父には反対されるだろうけどな」 桐乃「え?考えた事なかったな・・・」 桐乃(京介のバイクの後ろに乗ることは考えた事あったけど、 京介を後ろに乗せるのは考えた事なかったな・・・) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 京介「おい桐乃、そんなに飛ばすな!」 桐乃「これでも法定速度内だよ。 怖いならちゃんとつかまっててね」 京介「ああ」ぎゅぅぅぅ 桐乃(京介があたしにしがみついてる!!) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 桐乃(結構いいかも・・・ そうじゃなくても、京介をいろんなところに連れまわせるようになるし、バイクの上だと二人きりだし) 京介「あやせはどうなんだ?」 あやせ「私ですか?」 あやせ(桐乃を後ろに乗せて二人でお出かけ・・・) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 桐乃「ねえあやせ、怖いからもうちょっと速度落として?」 あやせ「これでも法定速度内だよ。 怖いならちゃんとつかまってね」 桐乃「うん」ぎゅぅぅぅ 桐乃「・・・・・・あやせって、柔らかくていい匂いがするね」 あやせ(桐乃が私に抱きついてきてる!!) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あやせ(結構いいかも・・・ そうじゃなくても、桐乃と一緒に色々なところに遊びにいけるし、バイクの上だと二人きりだし) 桐あ「「免許取ろうかな・・・」」ボソ 京介「免許取ったらバイクで旅行にいけるようになるな」 501 名前:【SS】バイクに乗って 2/3[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 15 59 32.64 ID NVVBV/940 [9/14] 桐乃(バイクで旅行?) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 桐乃「次どっち? あたしの抱き心地がいいのはわかるけどさ、あたしにしがみついてるだけじゃなくて、ちゃんとナビゲートしてよね」 京介「・・・・・・そこを右だ」 桐乃「右ね。 ・・・・・・え?」 桐乃(ここってラブホじゃん! 京介、ここに入れって言ってるの? ・・・・・・覚悟決めてもいいんだよね?) 桐乃「・・・ねえ、ちゃんと最後まで案内してね」 京介「ああ。 天国まで連れて行ってやるよ」キラッ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 桐乃「~~~~」カァァァ あやせ(バイクで旅行?) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 桐乃「目的地まだかな?」 あやせ「もうすぐだよ。 ほら、見えたでしょ?」 桐乃「え?ここって・・・」 桐乃「駄目だよ、あやせ・・・ だって、あたしたち女の子だし・・・」 あやせ「ふふふ・・・ 桐乃、目的地がラブホテルだってわかっても何も言わなかったよね? もしかして、期待してたんじゃないのかな?」スッ 桐乃「え?んっ!」ビクン あやせ「ふふ・・・ 桐乃は時々私に嘘つくけど、身体は正直なんだね・・・」チュ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あやせ(あるいはお兄さんと・・・) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あやせ「もう!お兄さん、変なところ触らないでください!」 京介「仕方ないだろ?おまえの身体以外に掴まれるところないんだからよ」 あやせ「でも腰はくすぐったくて・・・」 京介「仕方ねえな。じゃあ、掴みやすそうだしここにするか」フニョン あやせ「きゃあ! お兄さん、運転中だと危ないですから、いきなり触らないでください!」 京介「運転中じゃなけりゃいいのか?」 あやせ「え?」 京介「もう暗くなってきたから、今日はあそこに泊まろうぜ」 あやせ「あそこって・・・ わ、私本気にしちゃいますよ?」 京介「あのプロポーズは本気だったんだぜ?」キラッ あやせ「・・・わかりました。 今夜は好きなだけ、好きなところを触ってくださいね?」ニコ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あやせ「~~~~」カァァァ 502 名前:【SS】バイクに乗って 3/3[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 16 00 02.11 ID NVVBV/940 [10/14] 京介(桐乃がバイクの免許を取る、か。 事故らないか心配だな。危ないからライダースーツは必須だよな。 もちろんあやせにも着てもらわねえと) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 桐乃「あんたが買ってくれたライダースーツ、身体にぴったりと張り付いてすっごい恥ずかしいんだけど・・・」モジモジ 京介「恥ずかしがる必要はないんだぜ。 こんなにいいケツしてるんだからよ」キラッ 桐乃「もう・・・」カァァ あやせ「お兄さん、このライダースーツ体の線が出すぎです! それに、胸も窮屈で・・・」ジィィィ 京介「おい、あやせ。 窮屈だからってジッパーを下げると、胸の谷間が見えちまうじゃねえか」 あやせ「もう!お兄さんたら・・・ これは『魅せて』るんですよ?」 あやせ「お兄さん、着る時に手伝ってもらいましたけど」 桐乃「脱ぐ時にも責任取って手伝いなさいよね」 京介「仕方ねえな。ちゃんと脱がしてやるからよ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 京介「ふへへへへ」ニヤニヤ 桐乃「・・・ねえ兄貴、あんたさ、あたしがバイク買ったら一緒に旅行とか行きたい?」 あやせ「え?桐乃、それどういう意味?」 桐乃「ほら!あたしが免許とりたてで危なくてもさ、こいつなら身を挺してかばってくれそうじゃん? だからさ・・・ダメかな?」 京介「・・・・・・そうだな。 免許取ったら一緒にどっか行くか」 桐乃「うん!」パァァァ あやせ「桐乃!?」 京介「でもな、バイクの二人乗りは免許取ってから一年経たないと駄目なんだぜ。 身を挺して庇おうにも、一番危険な乗り始めの一年に一緒にいられないんじゃあな」 桐乃「あ、そうだった・・・」 京介「それに来年なら俺が先に車の免許を取ってるぜ。 だからよ」 京介「さっき言ったとおり、俺が『免許を取ったら』一緒にどっか行こうな」 桐乃「うん!約束だからね!」 あやせ「そんなの駄目です!」 京介「あやせ?」 あやせ「お兄さんと桐乃が二人で出かけたら、お兄さんが自分で運転してるのをいいことに、 桐乃をいかがわしいところに連れて行こうとするに決まってます!」 桐乃「そ、そんなことするはずないじゃん!」ドキドキ 京介「そうだぞ。俺が桐乃の嫌がることをするはずないだろ」 あやせ(桐乃が乗り気だとそのままゴールしちゃうじゃないですか!) あやせ「とにかく、桐乃とお兄さんが二人で旅行に行くのは認めません。 どこかに行くなら、お兄さんが桐乃を襲わないように私が見張りますから」 京桐「「え?」」 あやせ「だから、旅行に行く時には私も誘ってくださいね!」 ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1175.html
507 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/01(土) 18 27 01.89 ID T8EqIBLMP [5/10] 桐乃はムカつくこと、と言ってたが実は 京介「ははは、桐乃は足が遅いなあ」 桐乃「おにいちゃんひどい・・・」 京介「・・・よし、桐乃」 桐乃「?」 京介「もしお前が俺にかけっこで勝てたら何でも言うこと聞いてやるよ」 桐乃「・・・ホント?」 京介「ホントだって」 桐乃「何でも聞いてくれるの?」 京介「おう」 桐乃「なんでもいいんだ・・・絶対だからね?」 京介「おう」 みたいなやり取りがきっかけだったとしたらちょっと切ないかもしれない 513 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/01(土) 18 44 55.24 ID ZZMNzqK70 [22/35] 507 10巻あたりで 桐乃「昔、かけっこで勝てたら言うこと聞いてくれるっていったよね」 京介「そんなこといったっけか」 桐乃「はぁ?あんた自分が言ったこと忘れてるわけ、マジ信じらんない」 京介「そういうなよ、もう昔のことだろ」 桐乃「うっさい、あたしがどんだけがんばったと思ってるのよ」 京介「そうか、それはすまん」 桐乃「謝って済む問題じゃないよ」 京介「まぁ、、それはそうだな。よし『兄妹』なんだし何でも言ってみろ」 桐乃「ほんとに?何でも聞いてくれるの?」 京介「もちろんだ、まぁ俺のできることにして欲しいが」 桐乃「大丈夫、あんたにしかできないことだから・・・・・」 京介「そうか、じゃあ言ってみろ」 桐乃「お嫁さんにして・・・・・」 だったら逆転だなw 519 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/01(土) 19 00 25.39 ID ApZx4nkH0 [5/6] 513 京介「カウンター罠発動! 俺は俺の人生を生贄に捧げ、『結婚の約束』を発動する!」 桐乃「ねぇ……どうして寝るときも、お風呂も、その、トイレまでずっと一緒なの?」 京介「おまえが『お嫁さんにして』て言ったからじゃねえか」 桐乃「あの後すぐ冗談だって言ったじゃん」 京介「冗談だろうとなんだろうと、おまえに頼まれた以上絶対に叶えてやるぜ!」 桐乃「……本当はあたしにセクハラしたいだけじゃないの?」 京介「否定はしないが、それだけじゃねえよ」 桐乃「……怪しいんだけど。 それ以外の理由ってなに?」 京介「それはな―」 京介『桐乃はかわいいよな』 桐乃『ほんと?』 京介『ああ。大きくなったらおよめさんにしたいくらいだ』 桐乃『およめさん?』 京介『ずっとずっといっしょにいたいってことだよ』 桐乃『うん!きりのもずっとおにいちゃんといる!』 京介「俺の方が先約だってことだ」 -------------